オーバーシュートデー
こんにちは。cee tree事務局です!
みなさんは、テレビや新聞など、様々な場所でSDGsという言葉を耳にしたことがあるかと思います。 SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、国連加盟国193カ国が、2030年までに達成すること定めた包括的な目標です。環境問題はもちろん、貧困問題や衛生問題など、多岐にわたる項目が定められています。
具体的には、17の目標と、それらを達成するための169の具体的な項目があるのですが、 「13.気候変動に具体的な対策を」「15.陸の豊かさも守ろう」などは私たちCEE TREEの活動にも当てはまっています。
さて、話は変わりますが、皆さん「オーバーシュートデー」という言葉をご存知でしょうか?
「オーバーシュートデー」 とは、国際NPO団体『Global Footprint Network』によって設定、計測されているもので、1年間で生産可能な資源をすべて使い切ってしまう日を指す言葉です。
つまり「1年に消費する資源の量」≥「1年で生産可能な資源の量」となる日です。
今年の地球レベルでの「オーバーシュートデー」は「7月29日」でした。つまり、7月29日で今年使用できる(使用しても地球に悪影響を与えない)資源を全て使い果たし、今はこれまで地球が長い歴史をかけて蓄えてきた資源を消費しながら生産・消費をしているわけです。
ちなみにオーバーシュートデーは国レベルでも計測されており、日本単体では「5月6日」でした。つまり、日本は地球が2個あっても足りないレベルで毎年資源を消費していることになります。
以下の画像が簡単にまとまっているので、ぜひご参照ください。
では、私たちはどうしたら良いのでしょうか? 今のある意味豊かな生活様式をやめて、農業主体の昔の生活に戻るしかないのでしょうか?
もし良ければ、時間のある時に、あなたの1日を振り返ってみてください。
あなたは「買わなくても良かったもの」を買っていませんか? SDGsの目標の一つに、「12.つくる責任 つかう責任」があります。資源を消費している私たちは、その資源の使い方を考える責任があります。買わなくて良かったものを買うことは、責任ある消費とはいえません。
私たちCEE TREEからの提案です。農業主体の昔の生活に戻すという非現実的な話の前に、まずは「それは本当に必要なものか?」ということを考えて生活することで、消費者の立場から無駄な資源の消費を減らしていくように訴えかけませんか?
一人では変えられないかもしれませんが、 一人ひとりがちょっとした意識と行動をすることで、未来は変えていくことができます。 ぜひ、ちょっとした意識と行動を一緒にしていきましょう^ ^
参考*:外務省「SDGsとは?」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html) 参考**:外務省「パンフレット:持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/SDGs_pamphlet.pdf)