脱炭素社会の実現と地球の未来の話

こんにちは、今回は最近よくニュースにもなる「脱炭素・カーボンニュートラル」についての記事を書いていきたいと思います。先日、菅首相が2050年カーボンニュートラル宣言を行ったことで、これらの言葉がよくメディアに登場するようになりましたね。

この記事では、まず脱炭素社会とは何かを確認した上で、脱炭素社会実現のために注目されているネガティブエミッションについても触れつつ、2050年までに菅首相の宣言した脱炭素社会の実現は可能か?について述べ(私見)、その後、2050年以降の地球はどうなってるの?という未来の話に視点を広げていければと思います。

よろしくお願いします。

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脱炭素社会とは?

まず言葉の意味から確認していきましょう。
「脱炭素社会」とは、その名の通り実質的に炭素を消費することなく持続する社会のことです。これまで人類は地球の有限資源である化石燃料を大量に消費することで、これまで成しえなかったスピードで経済成長を遂げてきました。我々の生活・企業の生産活動に必要不可欠なエネルギーの大部分を、化石燃料に依存してきたわけです。この化石燃料からエネルギーを取り出す際に、大量の二酸化炭素が排出されるため、その消費の是非について近年頻繁に議論されています。そこで目指されるようになったのが、地球環境に配慮した社会、脱炭素社会です。

※ちなみに菅首相の宣言したカーボンニュートラル宣言は、カーボン(炭素)だけでなくその他諸々の温室効果ガスを包括しています。

ここまではよく耳にするような話かと思います。しかし待ってください。もう一度、脱炭素社会とは何かを確認すると、「実質的に炭素を消費することなく持続する社会のこと」、、、あれ、実質的にってどういうことだ?🤔

みなさんはこの「実質的に」という言葉に違和感を感じませんか?私は初めてこの言葉を聞いた時、大きな違和感を感じました。炭素の消費をゼロにするのかしないのか、よくわからなかったからです。仮に炭素の排出量をゼロにするのであれば「実質的」なんて言葉使わないよなと…

そう!この「実質的に炭素を排出しない」という説明になるのが、「カーボンニュートラル」という言葉です。カーボンニュートラルとは何かというと、炭素排出量-炭素吸収量=0の状態のことです。以下、わかりやすい図があったので引用します。

出典:経済産業省資源エネルギー庁『「カーボンニュートラル」って何ですか?(前編)~いつ、誰が実現するの?』
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/carbon_neutral_01.html

また、炭素を排出する主体は何で、吸収する主体は何かをという部分について、簡単に提示しておきます。

炭素排出例⇨企業の生産、人間の生活(車など)、生き物の生命維持機能(呼吸など) など
炭素吸収例⇨植物・微生物など生き物による光合成、ネガティブエミッション など

次に炭素吸収例として書いた「ネガティブエミッション(技術)」について触れていきます。

ネガティブエミッションは?

「ネガティブエミッション(技術)」とは、大気中にある主に二酸化炭素を直接的に回収する技術です。

え…空気中の二酸化炭素って直接回収できるの…?😯

と言った声が聞こえてきそうですが、実は近年の技術ではそれが可能なのです。詳しく説明すると長くなるので割愛しますが、そういった発達した技術を用いて炭素削減に貢献する方法も注目されています。

とある工場、煙突から排出されるCO2はネガティブエミッション技術でなんとかなる?!

ネガティブエミッションは画期的な技術であるものの、それ自体が環境問題、特に地球温暖化のすべてを解決してくれる可能性はかなり低いです。理由はいくつかりますが、まず普及するのに時間がかかる技術であること、そしてこの技術に頼るがゆえに人間の生産様式が変化せず、根本的な環境問題解決への取り組みがおろそかになる可能性があることなどが理由として挙げられます。

ネガティブエミッションについてもっと知りたい方は、こちらのサイトが参考になると思いますのであわせてご確認下さい。

地球環境研究センターニュース(https://www.cger.nies.go.jp/cgernews/201404/281003.html

では2050年までに脱炭素社会は実現できるの?

あくまで未来のことなので100%こうだ!と言い切れるものでもないのですが、私は日本が2050年までに脱炭素社会を実現させることは難しいのではないかと思います。というのも、やはり温室効果ガスを排出しないと売り上げを維持できない企業や、ネガティブエミッション等の技術に過度に期待を寄せている人が多すぎるように感じるためです。人々が目先の利益度外視で行動することができれば、実現が可能な目標だとは思うのですが、それが現実問題として可能かというのはまた別の話ですよね…

地球のどこかにある豊かな自然

ここまで脱炭素社会とは何か?またその実現のために注目されている技術(ネガティブエミッション)について触れてきました。上述の通り、日本の目指す脱炭素社会は広義の温室効果ガスの実質排出量ゼロというものです。日本の排出する温室効果ガスの総量等についてはこちらの記事でも触れていますので、あわせてご覧ください。

また、この記事にもある通り、これだけ多くの温室効果ガスを排出しながら経済を成長させ、大量生産・大量消費を基本としてきた我々日本人の生活様式が、向こうたった30年で急にエコフレンドリーになることも考えにくいと思います。

このパートはほとんど私個人の考えをつらつらと書くに留まってしまいました🙇‍♂️

2050年までに脱炭素社会の実現が可能か?については、データを用いた研究もおそらく進んでいるはずなので、研究・論文からの視点は今後の課題として持ち帰りたいと思います。また記事にする日が来ると思いますのでお楽しみにお待ちください☺

2050年以降の地球はどうなってるの?

みなさんは「100年年表」というものをご存じですか?私がよく目を通すのが、野村総研が発表している100年年表です。これは2100年までに何が起こるか?について、政治・社会、経済・産業、国際、NRI予測という4分野から記載している年表です。

もちろんここで書かれていることは、ある程度信用のある研究の成果や発表を踏まえたものですので、未来予想に非常に有用です。以下、いくつか目を引く出来事をピックアップしようと思います。カッコ内は研究・発表元です。

✓2050年:海洋プラスチックゴごみ排出ゼロに(外務省)
✓2053年:日本の人口が1億人を切って9924万人になる(IPSS)
✓2057年:世界の人口が100億人に到達(国連)
✓2065年:日本人の平均寿命が、男性が約85歳、女性は約91歳に(IPSS)
✓2100年:世界の平均気温が産業革命以前と比べて約3℃上昇(国連環境計画)

野村総研100年年表(https://www.nri.com/jp/knowledge/publication/cc/nenpyo/lst/2021/2021/2021

2100年には世界の平均気温が産業革命以前と比べて約3℃上昇する。既に約1.5℃程度の上昇が確認されているので、今の気温からさらに約1.5℃の上昇です。

この年表を眺めていると、2050年に日本が脱炭素社会を実現するためにはどうするか?という中期的な視点も大切ではあるものの、もっと長期的な視点から環境問題を考えることも必要だと思いました。

ここまで読んでいただいたみなさんは2050年までに脱炭素社会を実現することは可能だと思いますか?また、100年表で未来に想いを馳せ、どのように感じましたか?よければコメント等でお伝えください☺

では、今回はおしまいです!

~参考・参照文献~
・経済産業省資源エネルギー庁(2021年2月16日公開)『「カーボンニュートラル」って何ですか?(前編)~いつ、誰が実現するの?』
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/carbon_neutral_01.html

・地球環境研究センターニュース(2014年4月号)『地球環境豆知識 27回ネガティブエミッション技術』
https://www.cger.nies.go.jp/cgernews/201404/281003.html

・野村総合研究所『NRI未来年表2021~2100』
https://www.nri.com/jp/knowledge/publication/cc/nenpyo/lst/2021/2021/2021

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